農神節慶

サートゥルナーリアとその産駒達を応援するブログ

今週(4月11日~17日)予定日とされる牝馬たち

今週は10頭になります。

11日 ダイワプロパー  ヒルノリスボン

14日 ペルヴィアンリリー

15日 スターペスミツコ  ハイレイヤー

16日 キストゥリメンバー  クーデグレイス

17日 ハートアンドハート  ラスヴェンチュラス  レッドシェリール

 

ダイワプロパーは現役時代に3勝。本馬の全妹には桜花賞小倉2歳Sを勝ったレーヌミノルがおり、2代母プリンセススキーはサートゥルナーリアが制したホープフルステークスの元となったレースであるラジオたんぱ3歳牝馬S(当時はG3)を制しており、マイル以下で活躍する馬を輩出してきた良い牝系の出身です。

ヒルリスボンは中央で未勝利も地方で4勝をあげた牝馬でした。母の半妹フィリーズレビューを制したフレンチカクタスがいる以外で日本での重賞馬はいなさそうですが、牝系を全体的に見てもダート適性が高い競争馬が多い事が見受けられます。とはいえ本馬は父マンハッタンカフェ、母父エルコンドルパサーですので、産駒は芝で活躍しても不思議はないでしょう。

ペルヴィアンリリーは未出走でしたが、その良血故に繁殖牝馬となり期待に応えるような活躍をしています。デビューした産駒6頭中4頭が中央で勝利し、他の2頭も地方で勝利したため全頭勝ち上がっています。その中には札幌2歳Sを勝ちその後芝中長距離路線で活躍したアドマイヤエイカンがいます。つまり、本馬は以前も紹介したラスティックベル牝系の出身、というよりもラスティックベル直接の産駒です。ですので、フサイチエアデールの半妹にあたります。牝系および本馬の繁殖としての実績のいずれにおいても、産駒の活躍を期待せずにはいられません。

スターペスミツコは現役時1勝でしたが、牝系は少し古い在来牝系ながら連綿と活躍馬を送り続ける名牝系で、本馬も繁殖として大活躍しています。小倉記念七夕賞を制したメイショウナルト北海道2最優駿を制しUAEダービーでも2着好走と国内外で活躍したエピカリスを輩出するだけでなく他にも4頭が中央で勝ち上がる非常に素晴らしい母です。牝系からはエリザベス女王杯覇者リトルアマポーラを筆頭に何頭もの重賞馬を輩出し続けていて、最近ではCBC賞を日本レコードで制したファストフォースがいます。シーザリオと同期で今年20歳になりますので特に無事を願っています。

ハイレイヤーは中央で未勝利も地方で2勝をあげた牝馬でした。血統面での魅力が大きく、本馬もダイナカール牝系出身の1頭で、母セシルカットはエアグルーヴの半姉にあたります。ダイナカール牝系の活躍馬は第1にエアグルーヴ、第2にカーリーエンジェルから出ていますが、セシルカットからはフィリーズレビューなど重賞を4勝し、G1でも好走したアイムユアーズが孫として出ています。この血の底力を発揮するような産駒が産まれたらなと思います。

キストゥリメンバーアメリカG2のチルッキSなど7勝し、G1でも2着のあった活躍馬でした。牝系もとても勢いがある牝系でアメリカG1馬に限っても本馬の姪Constellation母の全姉の産駒Spun SugarとDaaherきょうだいと3頭も輩出しており、そのほかにもリステッド勝ち馬など多くの活躍馬が出ています。日本で繁殖生活を送っていますが、デビューした産駒は1頭しかまだいませんが既に勝ち上がっており今後の活躍に期待できます。

クーデグレイスは現役時4勝をあげローズステークス3着など重賞でも好走しました。古くから活躍馬を輩出し続けているレディチャツターを牝祖とする牝系出身の馬で、本馬も母としてデビューした産駒6頭中5頭が勝ち上がり内2頭が重賞3着と牝系の優秀さの片鱗を見せています。牝系の重賞馬はインティライミアルバート、ジオグリフ等々多くいますが、特に目立つのは本馬の半姉ポップコーンジャズの産駒宝塚記念天皇賞秋などを制したラブリーデイ中日新聞杯を制したボッケリーニ兄弟でしょう。産まれてくる産駒は従兄という関係になります。

ハートアンドハートは現役時に1勝。母の半弟にはNHKマイルCなどを勝ったテレグノシスがいるという血統で、近親に他の重賞馬はいませんが、芝ダート中央地方問わず広く走っており、重賞で好走した馬が何頭かいます。サートゥルナーリアとの産駒はどんな条件で走るでしょうか。

ラスヴェンチュラスは現役時代に4勝しローズSで3着に入り秋華賞にも出走しました。本馬の牝系もとても優秀で、まず3代母Allicanceの孫には芝ダート中央地方香港と条件を問わずG1を6勝した元祖二刀流でおなじみのアグネスデジタル京成杯を勝ったジャリスコライト兄弟がいます。更にAllicanceの半兄現役ではG1を5勝し、種牡馬としても英愛リーディングサイアーに輝いたBlushing Groomという血統ぶりです。バゴの2代父としても有名ですね。その他にも世界的に活躍馬を出している牝系ですので楽しみにしたいと思います。

レッドシェリールは現役時代6戦して2勝でしたが、3歳の4月と5月に連勝してその後出走できず引退だったことからもっと勝てる素質はあったことでしょう。それは血統の良さからも伺えます。本馬の半姉Mandeshaヴェルメイユ賞などG1を3勝カルティエ賞最優秀3歳牝馬を獲得、母の半兄Manndar近年ヨシダやブリックスアンドモルタルが勝ったターフクラシックを含めてG1を3勝した馬でした。母としては2頭のロードカナロア産駒がいずれも中央で勝ち上がっていますので、サートゥルナーリアとの産駒も活躍を願わずにはいられません。

 

 

どうか無事でありますように。