農神節慶

サートゥルナーリアとその産駒達を応援するブログ

今週(4月4日~10日)予定日とされる牝馬たち

気が付けばJBISのサイトにてサートゥルナーリア産駒が登録され始めました。そこで本ブログで新たに確認できた産駒のチェックは中断して、今後は記事の方に注力したいと思います。正直年度替わりで色々忙しく、記事の方だけでもカツカツなのもありますが、記事の方は引き続き頑張ろうと思います。

今週は11頭。

4日 ローザフェリーチェ

6日 パシフィックギャル

7日 シュガーショック  ペイシャフェリシタ  リボンフラワー

8日 ベイトゥベイ  レツィーナ

9日 サトノネネ  プレシャライジング

10日 コンクェストハードキャンディ  ビッグワールド

 

ローザフェリーチェは現役時1勝。名前でもわかるお馴染み薔薇一族出身で、以前紹介したローザブランカの半妹にあたります。牝系や近親の情報は重複する為ここでは割愛します。サートゥルナーリアとの産駒が無事誕生すれば第3仔になりますが、初仔はエピファネイア産駒、第2仔がリオンディーズ産駒ですので、シーザリオ産駒3兄弟を早速コンプリート(?)することになります

パシフィックギャル新馬戦の1勝のみでしたが、フラワーCアルテミスSで2着となりオークスにも出走しました。アイランドファッションアラバマSなどG1を3勝した名競走馬で、ツルマルボーイが制した2004年安田記念に出走したこともありました。繁殖としても優秀でデビューした産駒8頭中7頭が勝ち上がり、その中には本馬の半弟にあたるサトノソルタス(サートゥルナーリアが勝った金鯱賞で2着など)などがいます。重賞で活躍する産駒を期待です。

シュガーショックアメリカのファンタジーS」などを勝った海外重賞馬です。牝系をそのまま遡っても海外重賞馬がいるしっかりした牝系ですが、日本でも活躍馬を輩出しています。本馬の産駒きさらぎ賞を勝ったラーゴムがいるだけでなく、近親にはマーメイドSを制したアンドリエッテもいます。これまでサンデー系の種牡馬のみが付けられてきましたが、キンカメ系のサートゥルナーリアに変わってどうなるかも含めて楽しみですね。

ペイシャフェリシタオープンの春雷Sなどを勝ち、高松宮記念出走やキーランドC3着など短距離重賞戦線で活躍しました。4代母ProducerはフランスのG1フォレ賞などG1や重賞戦線で活躍した牝馬で、この牝系からは札幌記念神戸新聞杯などを制したエアエミネムが出ています。本馬は鋭い末脚を武器に活躍しましたので、産駒にも父母両方からのスピードを受け継いで欲しいなと個人的には思っています。

リボンフラワーは現役わずか5戦で1勝でしたが、不思議なことに負けた相手がとにかく豪華です。新馬戦から順に、シンハライトヴィブロスレインボーラインチェッキーノとなんとG1馬3頭&G2馬というラインナップ脚部不安で早い引退でしたが、常に早い上がりを使えていたため無事なら大きな舞台を走っていたかもしれません。また、そう思わせるだけの血統背景もあります。まず全兄が朝日杯フューチュリティステークスを制したダノンプラチナ2代母Magical AllureはアメリカG1馬で、その半姉フローラルマジックからは菊花賞を制し重賞戦線で長く活躍したナリタトップロード有馬記念など歴代屈指の中山巧者であったマツリダゴッホを輩出しました。

ベイトゥベイG2ナッソーSやG3ナタルマSなどを勝ちG1でも好走した海外馬。近親には海外重賞馬がいますが、母として優秀な成績を残しており期待が高まります。まず何よりも産駒に東海Sなど重賞を3勝しているスワーヴアラミスがいます。更にデビューした産駒は全頭が勝ち上がるという優秀さは驚異の一言。父が変わっても産駒達の勝ち鞍がダート1800mと1700mに集中していますので、母の遺伝力が強いのでしょう。

レツィーナは現役時代ダートで4勝をあげました。近親にはアンタレスSなどダート重賞3勝ワイルドワンダーフェアリーSを勝ったマルターズヒート、その産駒で逃げ馬として人気だった福島記念など重賞3勝マルターズアポジーがいます。母としての優秀さは本馬も相当なもので、デビューした産駒8頭全頭が中央で勝利し、その内3頭もオープン馬になりました。しかもその8頭はほぼ違う父ですから、いかにレツィーナ自身が繁殖として素晴らしいかが分かります。

サトノネネは現役時代1勝でしたが、2着2回3着4回と惜しいレースもありました。母フローリオットがイタリアG1馬で、牝系を辿ると海外の重賞馬がいるといった感じ。ただ、日本での活躍馬は正直まだ出ていませんし、本馬も母としては未勝利です。血統的には重い方ですので、サートゥルナーリアのスピードが上手く嚙み合うことに期待したいと思います。

プレシャライジンは未出走だった海外馬ですが、血統的な価値が非常に高い1頭です。まずは何と言っても半姉があの歴史的名牝Zenyatta牝馬として唯一のBCクラシック制覇を含めてG1を13勝、20戦19勝2着1回、アメリカ殿堂馬、エクリプス賞年度代表馬、3年連続エクリプス賞最優秀古馬牝馬など数多もの記録を打ち立てた女傑でした。更にその半姉としてサンタアニタオークスなどG1を3勝したBalanceがいるだけでなく、牝系からは他にもG1馬や重賞馬を輩出しています。日本の種牡馬との相性がまだ分かりませんが、是非大物が出てきて欲しいと思わずにはいられません。

コンクェストハードキャンディアメリカのリステッド競争などを勝っています。母がアメリカのG3を勝っている牝馬ですのでそこそこ活躍している牝系だと思われますが、他に近親に活躍馬がいたかは少し調べた限りでは分かりませんでした。輸入後日本の種牡馬を付けたのが今回が初めてですので、日本での適性面も正直未知数です。本馬はマイル前後で活躍していましたので、産駒もマイルから2000前後での活躍が期待されている事でしょう。

ビッグワールドはG1ラトロワンスSなどを制した海外馬です。本馬に関しても牝系の詳細な情報はあまり調べられなかったのですが、これまでの種付け相手がディープインパクトリアルスティールドゥラメンテと期待の種牡馬が付けられてきていますので、繁殖としてそのポテンシャルは期待されていることがうかがえます。

 

どうか無事でありますように。