農神節慶

サートゥルナーリアとその産駒達を応援するブログ

今週(3月28日~4月3日)予定日とされる牝馬たち

既に桜が咲き始めいよいよ4月を迎える週となりました。今週も11頭になります。昨晩は日本馬がドバイで5勝と大暴れでしたね。いつか産駒達も海外の大舞台に出れたら嬉しいですね。

さて、先週は白老ファームさんのTwitterにて栗毛の牝馬の産駒が誕生していた旨のツイートがありました。写真を拡大してみるとどの母の産駒か分かります。大きな流星が特徴的な綺麗な産駒ですね。また、静内ファームさんの共同経営者の方のTwitterにて大きな牡馬の産駒が誕生した旨のツイートがありました。動画付きですが、確かに大きくてガッチリした産駒に見えます。

健やかな成長を願っています。

 

3月28日 オールスマイル

3月29日 シルバーキセキ  ミヤビキラメキ  ユッカマウンテン

3月30日 ショウサンミーベル  メジャーエンブレム

4月1日 ジョリージョコンド  ナスケンアイリス 

4月2日 ハービンジャーラス  レッドセイリング

4月3日 サラファン

 

オールスマイルは現役時代に2勝。血統的には母やその半妹が重賞で好走などがありますが、より際立つのは2代母ファレノプシスでしょう。桜花賞秋華賞エリザベス女王杯などを制した名牝で、半弟にはその年齢差でも有名なダービー馬キズナがいます。また、多くの競馬ファンにも既に有名ですが、近親には今なお最強兄弟とも評されるビワハヤヒデナリタブライアンなどがいます。きっと日本の競馬と相性の良い牝系なのでしょう。

シルバーキセキは現役時代に4勝。デビューした産駒は中央ではまだ未勝利ですが、いずれも地方で複数回勝利を挙げており堅実に走る産駒を出す良いお母さんですね。2代母がアメリカG3勝ち馬であること以外は、あまり近親での活躍馬がみつけられていませんが、本馬のきょうだいを見ても地方で活躍する馬が多い事から産駒もダート路線での活躍が期待できそうです。

ミヤビキラメキは未勝利馬でしたが、母としてはデビューした産駒がいずれも勝ち上がりと優秀なお母さんとなっています。近親の活躍馬となると2代母システィーG3を勝っている以外で中央重賞馬はいませんが、近親の多くが中央や地方で勝利しており、とても堅実に走る一族であることがうかがえます。また牝系は以前紹介したことがあるシャダイリーズンの系譜です。流行の牝系や輸入品馬も楽しみですが、やはり古くから繋がってきた牝系から活躍馬を願いたくなるものです。

ユッカマウンテンは現役時代に2勝。母となってより優秀で、デビューした産駒はいずれも勝利を挙げていますね。半弟にはきさらぎ賞を勝ったアメリカズカップがいるという血統です。牝系からはJust as WellやBCクラシックを勝ったRaven's Passなど何頭ものG1馬や重賞馬が出ており世界的に見ても良牝系といえます。ちなみにRaven's PassはスプリンターズS勝ち馬タワーオブロンドンの父として有名です。

ショウサンミーベルは5戦して1勝でしたが、トーセンスターダムショウナンパンドラという後のG1馬がそれぞれ初勝利をあげたレースに出走していて中々濃い競争生活だったようです。産駒のスピリットワンベルロードカナロア産駒でオープン入りしていますので、サートゥルナーリア産駒も大いに期待したくなります。近親に日本の重賞馬はいませんが、3代母の半兄、3代母の半妹の産駒、3代母の半妹がアメリカG1馬ですし、3代母の半弟にはアメリカG1を勝つだけでなく地方競馬において多数の活躍馬を輩出し続けたアジュケーティングがいるなどズラリと活躍馬が並ぶ良牝系です。

メジャーエンブレムはご存知阪神JFNHKマイルCとG1を2勝した名牝ですね。産駒もマイルから2000のレースを走ることになるでしょう。近親を見ると本馬以外重賞を勝った馬は見受けられませんが、中央地方問わず多くが勝ち上がっており堅実に走っています。メジャーエンブレム産駒はキンカメ系を父に持って2頭がデビューしましたが、一方は2勝、もう一方は現在3歳で勝ち上がりも近いのでサートゥルナーリアとの産駒も十分期待できそうです。

ジョリージョコンドは10戦1勝の海外馬ですが、その全妹と全弟の活躍によってその名前を知っている方も多い事でしょう。全妹ライトニングパールはイギリスG1のチェヴァリーパークSを勝ち、全弟サトノクラウン宝塚記念香港ヴァーズなどを制したドゥラメンテキタサンブラックと鎬を削り合いました。他の弟妹も多くが勝ち上がって重賞で入着するなどとても優秀なファミリーです。本馬も繁殖として優秀でデビューした産駒は4頭とも勝ち上がっていますので優秀ですね。楽しみです。

ナスケンアイリスは現役時3戦して2着が最高でしたが、3歳2月のレースを最後に引退しており能力を発揮しきったとはいえなかったと思われます。それは自身の繁殖成績と牝系の活力の凄さからもうかがえます。まずデビューした産駒8頭はいずれも中央ないし地方で勝ち上がっています。その中には大井重賞を制し交流G1でも3着があるモジアナフレイバー中央でオープン入りまで果たして今年から種牡馬となったゴルトマイスターがいて、非常に優秀です。更に近親にはG1馬に絞ってもセイウンコウセイ(高松宮記念)、タイキフォーチュンクラリティスカイ(いずれもNHKマイルカップ)がおり、より遡ると名種牡馬Gone Westもこの牝系出身と正しく名牝系です。楽しみですね。

ハービンジャースは名前の通りハービンジャーの産駒・・・ではなく、ハービンジャーの姪(半姉の産駒)です。血統的にもハービンジャーの血を内包する形ですので、その血に眠る力が発揮されて欲しいと願っています。ハービンジャー産駒のG1馬では母父キングカメハメハ、母父スペシャルウィークがいますので、血の相性自体は悪くないはずではないかと素人的には考えています。

レッドセイリングは現役時代に2勝をあげました。近親は総じてダートの短距離やマイルで活躍する馬が多くなっています。半兄カレンブラックヒル自身はNHKマイルなど芝のマイル重賞で大活躍しましたが、種牡馬となってからはオヌシナニモノなどダートで活躍する産駒を多く輩出しています。半弟レッドアルヴィスユニコーンステークスを勝っていますので、やはりダート適性が高い牝系と考えられます。産駒もダートで活躍してくれるかもしれません。

サラファンは現役時代1勝。近親としては、従兄東海ステークス平安ステークスなどを勝ったアスカノロマンがいます。近親は全体的にダートで活躍するようです。血統的により注目されるのは、歴史的名牝Natalmaが4代母であることです。Northan Dancerの母であり、デインヒルの3代母であり、Machiavellianの3代母であり、バゴの5代母であり、その他にも何頭ものG1馬、何頭も重賞馬やステークスウィナーを輩出してきた名牝の中の名牝です。全頭書いているとキリがありません。その母AlmahmoudもHaloの2代母など語ると長いほどの名牝ですが、流石に割愛します。活躍馬を送り続けた本流の牝系ではないですが、その血に眠るポテンシャルが発揮されればなと願っています。

 

 

 

どうか無事でありますように。