農神節慶

サートゥルナーリアとその産駒達を応援するブログ

セレクトセール上場予定のサートゥルナーリア産駒紹介その3

351番 ダイワパッションの2022 牝馬 黒鹿毛 1/29 母父フォーティナイナー

ノーザンファーム生産馬ではなくとも、G1馬の妹として注目を集めるであろうのがこの馬です。

ダイワパッション4連勝でG3フェアリーSとG2フィリーズレビューを制した実績馬で、その能力は半兄エポカドーロにも引き継がれ皐月賞を制覇したことを覚えている人も多いことでしょう。更に半兄キングストンボーイは青葉賞2着となり藤沢師最後のダービー参戦のチャンスがありながらも馬優先で回避した事が話題にもなりました。

エポカドーロ以降にセレクトセールで上場された半兄2頭はいずれも7000万円を超える価格で落札されていましたが、本馬は牝馬ですのでそこまで価格が高騰することはなさそうです。とはいえ、繁殖に上がってもかなり自由に配合できる血統になっていることからそれなりの価値はあるのではないかと想像しています。ダイワパッション自身はサンデーもキンカメも持っていませんし、サートゥルナーリアではどちらも代を経ているため、その牝馬産駒のその更に仔となると、クロスが発生してもキツくなりすぎないですからね。それこそキングカメハメハの3×4を狙えることでしょう。

母も兄たちも早くから活躍していましたし、母が届かなかった牝馬クラシックを目指して頑張ってくれたら嬉しい1頭だと思います。


363番 コンテッサトゥーレの2022 牡馬 鹿毛 2/18 母父ディープインパクト

社台ファームが誇る名門牝系の一つスキーパラダイス牝系出身の良血馬がセレクトに登場です。スキーパラダイスといえば、武豊騎手とのコンビで仏G1ムーランドロンシャン賞を制し、日本でも京王杯スプリングCを制したことでも有名な競争馬でしたが、その繫殖成績は現役実績を凌駕するといっても差し支えないでしょう。その産駒であるエアトゥーレ阪神牝馬Sを制しモーリスドゲスト賞でも2着に入りましたが、母となってから、セントウルSシルクロードSを勝ったアルマティトゥーレ、皐月賞などを制したキャプテントゥーレ小倉記念を勝ったクランモンタナ重賞馬3頭を輩出その他7頭の産駒が中央で勝ち上がっており、素晴らしい繁殖成績と言う他ありません。その中には先日の天皇賞春で大きな話題になったシルヴァーソニックもいます。母コンテッサトゥーレはその内の1頭で、新馬勝ち後2戦目のOP紅梅Sを勝ち、桜花賞でも3着に入った実績でした。

またスキーパラダイスの産駒アグネスショコラはゴールデンチケットロワジャルダンというダート重賞勝ち兄弟を輩出していることから、距離芝ダート問わずに広く活躍馬を輩出するこの一族がいかに優秀かがわかります。

本馬も距離適性としては中距離まで走れたら良いですが、一族の成績を見ると距離に関しては父の影響を受けやすいようですので、スピードに長けるようであれば、マイル前後で活躍することもありそうです。どんな産駒に育つのか予想がつかない分楽しみも大きいかもしれませんね。