農神節慶

サートゥルナーリアとその産駒達を応援するブログ

今週(3月14日~3月20日)予定日とされる牝馬たち

今週は12頭

川越ファーム代表の方のTwitterアカウントにてカラレイアの2022(牝)が、レイクヴィラファームさんのTwitterアカウントにてレッドエルザの2022(牡)が誕生したことが報告されていました。また馬産地との関係も深くPOGで有名な美野真一氏のTwitterアカウントにてダイワパッションの2022(牝)が誕生していた旨がツイートされております。更に、オリオンファームさんのFacebookにてエストレチャダの2022(牝)が3月11日に誕生したとの投稿が写真と共にありました。

おめでとうございます!

 

14日 ディーズプラネット

15日 トップライセンス  パルクデラモール  ラビットラン

16日 キリエ  ホーリーウーマン

17日 ウォーターラボ  ミセスリンゼイ

18日 ロージーローズ

19日 スコアズビー  レディアリエッタ

20日 オーマイベイビー

 

ディーズプラネットオープンの端午ステークスなどダート路線で活躍し計4勝。近親で特に目立つ活躍馬はいませんが、多くが中央や地方で勝ち上がっており優秀な一族であります。少し牝系を遡ると、4代母の半兄はアメリカG1馬で、5代母もケンタッキーオークスなどを制したアメリカG1馬、その近親にはジャパンカップダートを制したフリーストリートダンサーがいてダートの名馬を何頭も輩出しています。

トップライセンスは現役時代に芝とダートで計3勝しました。母キャリアコレクションアメリカのG2を制しG1戦線でも活躍。その産駒、つまり本馬の半姉にピラミマがいますが、このピラミマの産駒と言えば、大阪杯ジャパンカップなどを制したスワーヴリチャードがいます。牝系としても勢いがあって日本競馬の適正も高いため、産駒が楽しみですね。

パルクデラモールは現役時に3勝、いずれも2000m以上のレースで中距離を得意としていました。母レディシャツィはペルーダービーなどペルーG1を複数勝ち、ペルーの年度代表馬や3歳牝馬チャンピオンにも選ばれたほどの名牝でした。牝系に関する情報が他に少なく近親の活躍馬は定かではないですが、本馬が中距離で勝っていただけに産駒も中距離で走る姿を見たいですね。

ラビットランは4歳春までは芝で走ってローズステークス制覇、その後はダートに転向しブリーダーズゴールドカップを制覇し京都開催のJBCレディスクラシックで僅差の2着などと芝ダートいずれでも活躍しました。牝系が非常に優秀で、きょうだい4頭が国内外の重賞を勝っています。母の半兄ジェンティルドンナの母父で有名なBertolini母の半妹の産駒にはBCクラシックなどを勝ったBayern2代母の半弟にはノンコノユメの父として有名なトワイニングがおり、更に3代母Courtly Deeからは阪神3歳牝馬Sを勝ったヤマニンパラダイスや短距離路線で活躍し種牡馬としても多くの後継を出したGreen Desertがいるという世界的名牝系出身です。

キリエは現役時代は未勝利でした。チャペルコンサートオークス2着など重賞でも好走したオープン馬で、産駒はほとんど勝ち上がりました。キリエもロードカナロア産駒のアスタールビーがオープン入りを果たしていますし、サートゥルナーリアとの産駒も期待できますね。また近親としては、母の半妹府中牝馬Sを勝ったムードインディゴその産駒に阪神大賞典などを勝ったユーキャンスマイル、先日の愛知杯を勝ったルビーカサブランカ兄妹がいます。

ホーリーウーマンはアルゼンチンでG1を含めて重賞を7勝した海外馬近親もアルゼンチンで走った馬ばかりで、詳細な情報はあまり調べられていませんが、重賞馬もいるようです。サートゥルナーリアとの産駒が本邦初産駒になる為どんな競争馬になるのか想像するのが難しいのですが、本馬は短距離路線で活躍したようですので、産駒はマイル前後での活躍になるかと予想されます。

ウォーターラボは現役時代に3勝をあげました。半兄には日経新春杯等を勝って古馬戦線で活躍したサトノノブレスがいます。近親の多くは勝ち上がっていて、重賞好走馬もいるという良いファミリー出身ですね。それも少し遡れば納得で、3代母オールドスタッフの半妹が以前紹介した名牝ベガですから、その子孫がズラリと並ぶアンティックヴァリュー牝系です。日本競馬と良く合う牝系であろうことが改めてうかがえます。

ミセスリンゼイはフランスのヴェルメイユ賞やカナダのE.P.テイラーステークスを制した海外G1馬です。半妹にアメリカG1馬、3代母の産駒にもアメリカG1馬、4代母Mrs. PennyはフランスオークスなどのG1を3勝して活躍しその子孫にはカレンブラックヒルがいるというとても優秀な牝系出身の1頭です。これまで一貫してサンデー系が付けられてきましたが、サートゥルナーリアに変わってどんな産駒になるでしょうか。

ロージーローズは中央未勝利でしたが、大井の短距離路線で約2年半走って3勝を挙げました。ローズというから薔薇一族・・・ではなく、牝系はシャダイリーズンに至る少し古い社台牝系となります。5代血統表の牝系が全てカタカナというのは歴史を感じられて良いですね。半姉には函館スプリント勝ち馬グランプリエンゼルがいますし、ロードカナロアとの産駒が2頭とも勝ち上がっているため、サートゥルナーリアとの産駒も期待できそうです。

スコアズビーは未勝利馬。ちなみに現役最後のレースとなった未勝利戦は、シーザリオの初仔トゥエルフスナイトが唯一出走したレースでシーザリオ産駒が母に初勝利を届けた一戦であったという奇妙な縁?があります。牝系はとてもとても優秀で、全姉プラチナチャリスはロジチャリス、グッドスカイ、グレイル3頭も重賞馬を輩出母の半兄はスプリンターズS安田記念などを制したブラックホーク半妹はNHKマイルCなどを制したピンクカメオ先日サウジで重賞を制したステイフーリッシュの母でもあるカウアイレーンですので、是非とも活躍馬を期待したくなります。

レディアリエッタは未勝利馬。ディアチャンスクイーンステークスの勝ち馬で、2代母の全兄ダイイチオイシ函館2歳ステークス勝ち馬といった感じで、中央の活躍馬はそこそこではあるものの、地方で勝ち星をあげる馬が多い一族です。少し遡ると3代母の半姉には桜花賞と当時のビクトリアカップを勝って牝馬二冠となったアチーブスターがいたりします。

オーマイベイビーは未勝利馬。とはいえ、本馬の名前を最近目にした方も多かったはずです。本馬は2021年クラシックで好走を続けて有馬記念でも4着に入った神戸新聞杯の勝ち馬ステラヴェローチェの母にあたります。また、半兄には朝日杯勝ち馬のゴスホークケンがいるという血統で勢いのある牝系といえそうです。ステラヴェローチェはセレクトセールに上場されましたが、本馬は同じキャロットクラブの馬ですし、サートゥルナーリアとの産駒はクラブで募集されるのではないでしょうか。どんな産駒になるか楽しみです。

 

 

どうか無事でありますように。