農神節慶

サートゥルナーリアとその産駒達を応援するブログ

今週(2月21日~2月27日)予定日とされる牝馬たち

気が付けば最初のG1も終わって2月もあと少し。既に今シーズンの種付けを行っている最中のことでしょう。改めて無事を願います。

さて、新冠本牧場さんのFacebookにて、ウインジュビリーの2022(牝)が無事誕生した旨の投稿が2月14日にありました。更に2月19日には白老ファームさんのSNSアカウントにてファナティックの2022(牡)が誕生していて既に元気に走り回っている動画の投稿があり、そして村田牧場さんのホームページとブログにてハーランズルビーの2022(牡)が2月19日に誕生したとの投稿が確認できました。

いずれの産駒も動画ないし画像が確認できますが、やはり当歳は可愛いですね。生後僅かでしっかり立って走り回る生命の逞しさにはやはり感銘を受けます。

どの産駒も無事に成長して競馬場で見ることが出来る日が楽しみでなりません。

 

さて、今週はまた多くなって13頭ですね。

21日 モンクール

22日 カウントオンイット  ニシノアカツキ  リリカルホワイト

23日 アサクラ  スターリーウインド

24日 モルジアナ

25日 カディーシャ  ペブルガーデン

26日 ガーデニア  レッドエルザ

27日 ダノンチェリー  リリースペイン

 

モンクールは未勝利でしたが、産駒にはオープン馬ロフティフレーズなどがいて繁殖として活躍しています。3代母シルはマルゼンスキーの母として有名で、この牝系からは何頭も重賞馬を輩出しておりとても優秀です。産駒の中でも恐らくあまり多くはないシルのクロス(6×4)が成立する産駒が誕生することとなります。

カウントオンイットは現役時代2勝。千代田牧場が誇るチヨダマサコ牝系出身で、その中でも京都JS勝ち馬の全兄ドリームセーリングヴィクトリアマイルなどの重賞勝ち馬全姉ホエールキャプチャ京都金杯勝ち馬全弟パクスアメリカーナと、非常に優秀なファミリーの生まれになります。ホエーエルキャプチャとは同血ですので、その血の力が発揮されることに期待ですね。

ニシノアカツキは1勝馬ですが、結果的に引退レースとなった2014年オークスではブービー人気ながら鋭く追い込んで僅差の4着でしたのでもっと勝つ能力があったのではないかと思われます。近親にはG2時代の産経大阪杯キタサンブラックを下したアンビシャスがいますし、産駒の活躍に期待したいですね。

リリカルホワイトは現役時代3勝。、近親は重賞2,3着までという馬が多いのですが、その牝系は3代母がDahliaという名牝に辿り着きます。現役中はG1を10勝し、母となっては重賞馬6頭、うち4頭がG1馬という歴史的名牝でした。その産駒の中にはナリタタイシンの父として有名なリヴリアもいます。

アサクラは中央未勝利も大井で5年間走り続けて6勝しているタフ牝馬です。近親では特に目立つ活躍馬はいませんが、牝系を少し遡ると海外重賞馬やG1馬もいるようです。このアサクラは母父がスペシャルウィークですので、産まれてくる産駒は珍しいスペシャルウィークの3×3クロスを持ちます。どんな産駒になるか楽しみです。

スターリーウインドは現役時代2勝、スターズインハーアイズ(父Woodman)を経由するウインドインハーヘア牝系出身です。当該牝系出身馬はこれで2頭目ですね。この系統から重賞勝ち馬はまだ出ていませんが、半兄ダノンパッションデイリー杯2歳Sで好走していますし、勝ち上がった馬も多くいます。

モルジアナは4勝を挙げてオープン入りも果たしており、産駒には2021年カンナSを勝ったコラリンがいたり、海外で活躍した近親にはG1馬や重賞馬もいます。とはいえ近親で最も有名なのはG2を3勝した半弟シャケトラでしょう。同じ角居厩舎所属で共に追い切りをしたこともありますし、個人的にも思い出深い馬でした。是非シャケトラのように活躍する産駒をと願っています。

カディーシャ中央と地方で2歳から7歳まで走り続けて4勝を挙げたタフな牝馬です。近親を見ると、アドマイヤ冠で活躍馬を多数輩出した牝系出身であることが分かります。3代母Elevateからはアドマイヤホープアドマイヤフジ、アドマイヤコスモス、アドマイヤデウスが出ており、何よりも4代母Sunny Valleyその産駒に名牝Sun Princess更にその産駒にあのバレークイーンを輩出しています。

ペブルガーデンは現役時代は未勝利。母ワシントンシティがチリの1000ギニーオークスを勝った名牝でした。半兄に新馬戦の勝ち方の鮮やかさで一部では有名なラトルスネークがおり、このラトルスネークは、本格化する前とはいえロードカナロアにも勝ったことがあるというほどの馬でした。秘めた素質は確かなものがある牝系と言えます。

ガーデニアは外国馬で調べた限りでは戦績不明ですが、その牝系は素晴らしいの一言半姉Elusive Kateロートシルト賞連覇を含めG1を4勝母の半兄Pleasantly PerfectBCクラシックドバイワールドカップなどG1を3勝その他にも何頭もG1馬を輩出しており正に世界的名牝系です。更に面白いのはガーデニアの5代母とサートゥルナーリアの6代母が同じPesetaという牝馬ですので、同じ牝祖を持つ関係性となっています。そのため5代血統表では現れませんが、誕生する産駒はPesetaの7×6のクロスが成立します。

レッドエルザは現役時代は未勝利でしたが、産駒からは4勝してオープン入りし2020年日経新春杯2着があるレッドレオンなど母としては中々活躍しています。血統的な面では全兄English Channelが素晴らしい活躍をしました。BCターフを筆頭にG1を6勝もしており、現在種牡馬として活躍しています。

ダノンチェリーは現役時代1勝でしたが、母ウィーミスフランキーはアメリカでG1を2勝しました。その為本馬も含めてきょうだいはセレクトセールで軒並み高額落札されてきましたが、正直まだ期待に応えきれていないのが現状です。近親には他にもG1馬がいるため、良い牝系出身であることは間違いありませんので、産駒の活躍に期待したいですね。

リリースペインは外国馬で、フランス出身のサッカー選手で有名なグリーズマン選手によって購入された経歴があります。近親にはフランスG1馬がいますが、近親のG1馬でいえば日本で遥かに有名な馬がいます。本馬の母Golden Lilyの半妹がリリサイドで、その産駒がリスグラシューです。2019年有馬記念の圧勝ぶりは何度見ても鮮やか過ぎて、悔しさがほとんど湧いてこなかったものです。リリースペインとリリサイドは3/4同血で血統構成が極めて近いため、個人的にはとても楽しみにしています。

 

どうか無事でありますように。