農神節慶

サートゥルナーリアとその産駒達を応援するブログ

コラムNo3:サンデー以外のクロス、その2

先日アーモンドアイの初めての産駒誕生が大ニュースになっていましたが、サートゥルナーリア産駒ですと最も早い誕生予定日が1月11日ということで、既に産駒が誕生しているかもしれないと思うとドキドキが止まりません。どうか無事に産まれていますように・・・

そして、気が付けばサートゥルナーリアの現役引退から1年が経過していました。産駒デビューまで待ちきれない思いでいましたが、早いものであと半年もすれば産駒がセレクトセールに上場になります。今から楽しみですね。

 

さて、サンデーサイレンスKingmamboに続いて3番目に多いのは欧州の歴史的種牡馬Sadler's Wellsのクロスです。

タフな欧州競馬で天下を築きその血を広め続けている名馬ですが、スピード指向が強まった日本競馬との相性は正直悪いでしょう。某血統予想家が常々言及しているように、サドラーの血を持つ馬はダービーを勝っていません。究極的にスピードが問われてしまうと却って足枷になってしまう・・・と個人的には理解しています。

とはいえ、サートゥルナーリア自身はタフさよりもスピードに秀でた競走馬だったので、スピードも同時に伝えられるのであればサドラーのクロスは良い効果を与えるのではないかとも想像してしまいます。

 

サドラーのクロスを持つ馬は8頭ですが、こちらもKingmamboが全兄妹のクロスが成立したように、こちらは全兄弟のクロス、「Sadler's Wells×Fairy Kingとなっている馬もいます。兄Sadler's Wellsがスタミナやタフさを強く伝える一方で、弟Fairy Kingはスピードをより伝えるというのはなんとも血統の不思議ですが、果たしてこの全兄弟クロスになるとどちらの能力をより伝えるのかは非常に気になります。

 

産まれてくる産駒はいずれも良牝系出身となりますが、特にラルケットの2022は将来的に期待される1頭になりそうです。

半兄にG1馬ステルヴィオと半姉にステルナティーを持ちますし、半兄姉とはいっても共にロードカナロア産駒ですので、3/4が同血という血統構成。個人的にラルケットの血統ではあの皇帝シンボリルドルフの全姉やトウショウボーイという在来の名馬の血統を持っているのも好きなポイントだったりします。

兄姉同様サンデーレーシングで募集される可能性は極めて高いと思うので、とても楽しみですね。